『喜多方物語 ラーメンで町おこしに挑んだ男たち』(WAC、2025年)
私は喜多方市も大好きです。北に雄大な飯豊連峰、東に磐梯山の頂を望む雄国山麓が連なり、初めて行ったとき、その素晴らしい眺めに感動しました。
1981年、地元の50人ほどの若者が、いろんなテーマで自由に話し合える場を作ろうと「参金会」という会を発足させました。そのうち、喜多方はこのままでいいのだろうかという危機感が強まり、地域振興のためのイベントやシンポジウムを開催していきます。その過程で「ラーメン」に目をつけ、1988年に「ラーメン王国フェスティバル’88」を開催。これが大成功し、喜多方ラーメンが全国に知られるようになるきっかけとなりました。
イベントだけでなく行政への提言や市長選への挑戦、国際ボランティアなど、各メンバーの活動も紹介されています。
2015年から再び会が結集し、活動は新たな局面へ。現在は台湾との交流や、喜多方とラーメンのことを英語で発信するなど、世界に向けても喜多方のアピールを行っています。
個々の活動を活かしてまちづくりにつなげているのが素晴らしい。一人ひとりこそがまちづくりの主役であるということを改めて気づかせてくれます。
それと、喜多方市は大規模な自然災害が少ない。雪は降りますが、内陸なので津波や高潮の心配がほぼなく、台風もあまり来ません。また、地盤が比較的安定しているそうです。
ラーメン屋さんはもちろん、蔵、しだれ桜、昭和レトロ通りなど、各スポットがまち全体によく溶け込んでいます。喜多方市、本当におススメです!