JR小倉駅から南北に約400mにわたって延び、約150の店舗からなる魚町商店街。
近隣には井筒屋百貨店、アミュプラザ、リバーウォーク北九州、小倉城などがあります。
『滅びない商店街のつくりかた リノベーションまちづくり・エリアマネジメント・SDGs』(学芸出版社、2022年)
著者の梯さんは同商店街に自社ビルを所有していましたが、ここを一棟借りしていた店舗が退店し、空きビルになってしまいました。ビル再生に取り組むなかで「小倉家守※(やもり)構想検討委員会」への参加オファーを受け、商店街再生に乗り出します。
商店街の空き空間に「小倉発、魚町発の商品」を生み出せる若い商店主を誘致し、期間限定で店舗を運営してもらう「コクラメルカート計画」(メルカートとはイタリア語で「市場」のこと)を立て、リノベーションスクールを開催し、商店街の活性化に向けた活動が動き出します。
リノベーションスクールについて詳しく書かれており、まさにリノベーションスクールの教科書でもあります。
商店街はもともと新規起業者のチャレンジの場であり、その役割を取り戻すべきという梯さん。確かに、郊外型のショッピングモールで起業しようという人はいませんよね。
その後、魚町商店街は他県の商店街も参考にしながらエリアマネジメントやSDGsを採り入れ、賑わいを取り戻していきます。
私も年に1度くらいの割合でここへ行きますが、散策していて豚骨ラーメンの香りがただよってくると「あ~九州」と実感します🍜
※江戸時代、地主や家主に代わってその土地・家屋を管理し、地代・店賃の徴収を行った管財人。「小倉家守構想」はこの仕組みを現代に採り入れて、まちの活性化につなげる活動。