私は寺院巡り、仏像など仏教に関することが好きで、宗派も浄土真宗本願寺派です。
まだ決して多い方ではありませんが、いろんな寺院を訪れています。
日本には実に多くの寺院があり、そのため同じ名称の寺院も多いです。「鶴林寺」も検索した限り10か所近くヒットしました。今回はその中でも聖徳太子創立の由来が伝わる、兵庫県加古川市の「刀田山鶴林寺」です。昨年の1月上旬に行ってきました。
JR加古川駅からコミュニティ交通「かこバス」に乗車、8分で到着します。複数のルートが使えますが、「別府海洋センター行き」(下の写真)に乗ると、「鶴林寺」バス停で降りて徒歩1分です。
鶴林寺がいつ、どのようにしてつくられたかは不明な部分が多いのですが、伝承によれば、蘇我氏と物部氏の争いを避けるため播磨の地に身を隠していた高麗出身の僧・恵便(えべん)を支援するため、聖徳太子が589年(崇峻天皇2年)に建立した四天王寺聖霊院が始まりとされています。


鶴林寺は国宝である本堂(室町時代)や太子堂(平安時代)、重要文化財である金銅聖観音像(白鳳時代、別名「あいたた観音」)をはじめとして、多くの文化財を有しています。
この日はゆっくり見てまわることができたけど、元日は大勢の人で賑わったそうです。
あいたた観音様を見るべく、宝物館(下の写真)へ。
すらりとした姿がとても美しい。正面から見たお顔がフィギュアスケートの坂本花織選手に似てるなと思いました。
名称の由来は、観音像が金でできていると思った泥棒が盗み出し、溶かそうとして腰を思いきり叩いたところ、観音像が「あいたた」と叫んだという伝承からきています(「愛太子観音」が変化したものだという説もあり←Wikipediaから)。

周辺一帯は公園として整備され、市民の憩いの場になっています。お寺が地域に溶け込んでいるのはとてもいいですね☺
※あいたた観音の伝承を描いた『あいたたのかんのんさま』(山本慎一/文、山本嘉彦/絵、ふる里の絵本をつくる会、1979年)という絵本があります。宝物館でこの絵本のDVDを視聴できるようです。